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はじめての国際学会 in Morocco

担当:永木

OCCE2025モロッコに参加してきました.OCCEとは,コンピューター教育に関するカンファレンスで,今年は「AIを通して教育を再考する」というテーマでした.私は,出席管理システム「Cureshot」について発表しました.
発表が終わって最初に思ったことは、内容が伝わって良かったということでした。初めての海外、初めての英語発表で不安だったのですが、Q&Aでも「内容がわからない」という趣旨の質問はなく、わかった上での意見や質問だったのでとても安心しました。私は英語でその場で質問に返答できるかが心配だったので、想定質問とその返答スライドを事前に作成していきました。実際に想定していた質問の一つが来て、そのときは用意したスライドを使って自分で返答できたので良かったです。質問が予想通りで、しかもスライドまで用意してあったので、みなさん笑っていました笑
発表資料や原稿は、私が言いやすい簡単な単語や短い文章で作成しました。そのおかげで、話すことに一生懸命になりすぎず、聞いてくださっている方たちの反応を見ながら発表できたと感じます。準備している時は,学会発表として適切な硬く難しい英語を使わなければ聞いてもらえないのではないかと思っていましたが、伝わることが一番大事で、形式は二の次でいいということを学びました。


なみ発表
発表の様子

発表後,懇親会があったのですが私は英語が苦手なので行く前はあまり乗り気ではなく,これも勉強だから参加しようと先生に言われて怯えながら参加しました. 先生とは別のテーブルに放り出されて私たち二人でどうにかするしかない状況で,最初はとても緊張しました. みなさん発表をしたのか,発表内容は何か,であったり日本のことについて聞いてくださったりして,徐々に緊張はほぐれていきました. 会話をする中で感じたのは,こちらが伝えようとする気持ち,相手が聞こうとする気持ちがあれば,英語が下手でも伝わるということ,発表をしたからこそ私に興味を持って聞いてくれるということです.

この学会はいろいろな国から参加している学会だったので英語がネイティブの方が少なく,いろいろな国の英語を聞くことができました.学校では,アメリカ英語ばかりを聞いて勉強してきたのでとても新鮮でした.個人的に聞き取りづらい英語もあれば,聞き取りやすい英語もありました. その中で,わからなくてもなんとなく流すのではなく,聞き返す勇気を持つことが必要だと感じました. 最初は緊張しましたが,いろいろな国の方とたくさん笑って話せてとても楽しかったです!


懇親会の風景
懇親会の様子

モロッコではたくさんのアクシデントもありました. 私たち二人で移動した際,路面電車(トラム)を利用したのですが,ドアが閉まるのが日本より早く,2人で一緒に乗ろうとした瞬間,片方だけ乗り込んでドアが閉まってしまい,離れ離れになってしまいました. 結果的には一人で乗ることになったのですが,周りの人たちが開閉ボタンを一緒になって押してくれてモロッコの人たちの優しさを感じました. トラムではスリに気をつけるべきという情報を見た後だったので一人で乗るのは不安だったのですが,この出来事で少し安心しました. 他にも,ペットボトルの蓋が開けられない時や切符が買えない時にも近くの人に助けてもらいました. 私たちは日本語や英語,相手はフランス語で話していてお互いの言葉はわからないのに通じている感じがして,日本ではできないとても不思議な経験でした.


発表が終わってニコニコの私たち
発表が終わってニコニコの私たち

旅行とは違うとてもいい人生経験になりました!