Educational Escape Room ― 脱出ゲームを通して何を学ぶのか?
担当:中澤
9月7日と8日の2日間、スイスからDr.Masiar Babazadeh(マシー)先生をお迎えし、教育用脱出ゲームの制作ワークショップを行いました。まず、先生から講義をしていただき、その後グループに分かれて脱出ゲームの制作に取り組みました。ワークショップ中、マシー先生との会話は全て英語で行われました。
私は受験勉強を最後にあまり英語の勉強をしてこなかったので、英語に苦手意識があり、この2日間のワークショップを乗り越えられるかとても不安でした。実際に講義が始まってみると、マシー先生の話すことを全て聞き取って理解することはもちろんできませんでしたが、具体例を交えたり、同じことでも複数の表現をしたりなどわかりやすく話してくださったので、英語が苦手な自分でも講義の大枠は理解することができました。教育用脱出ゲームとは謎を解く過程に学習内容を組み込み、楽しみながら知識やスキルを身につけるものだと理解しました。この経験から、英語でのコミュニケーションでは、完璧に聞き取ることや正しい文法にこだわりすぎるよりも、話の要点を捉えようとする姿勢や相手に伝わるように表現を工夫することが大切だと感じました。
上の写真はワークショップの最初に行った自己紹介の様子ですが、英語がすぐに出てこず、言葉を探しながら話す場面もあり、みんなで笑い合うこともありました。そうした場面もマシー先生が温かく受け止めてくださったことで英語への緊張も次第にほぐれ、終始和やかで楽しい雰囲気の講義となりました。
講義の後、2つのグループに分かれて教育用脱出ゲームの制作に取り組みました。各グループでテーマや学習目標を決め、講義で学んだ考え方をもとに、物語や謎、クリアまでの流れを考えていきました。私たちのグループでは脱出ゲームを解きながら音楽の知識を身につけ、最後にその知識を使って与えられた楽譜を演奏できればクリアとなるゲームを作成しました。作成の中で特に難しかったのは、音楽の知識を謎の中に組み込むことでした。謎解きとしての面白さと、楽譜の読み方を学べる仕組みを両立させる難しさを感じました。
ゲームが完成した後は、お互いのグループが作ったゲームに挑戦しました。私はマシー先生とペアで謎解きに挑戦しました。日本語で書いてあるゲームをマシー先生に英語で伝えなければならず、自分の考えをその場で英語にすることの難しさを感じました。慣れないコミュニケーションに苦戦しながらも、なんとか謎を解き切ることができました。クリアした時は嬉しいというより「ホッとした」という気持ちでしたね。
今回のワークショップは脱出ゲームの作成と英語でのコミュニケーションというあまり慣れていないことに挑戦した2日間でした。難しさを感じるとともに、挑戦することの楽しさを感じることができる貴重な経験となりました。

Copyright(c) 2022 CreCoLab. All Rights Reserved.